「偉大な業績」を意味する「金字塔」ということば、もともとピラミッドを横から見ると「金」の字に見えることに由来しています。というわけで、『目でみることば』でも金字塔を紹介したいと思ったのですが、さすがにエジプトまで行くのは無理。じゃ、どうするか。「あとがき」でも書いたのですが、この本では「写真を借りる」のは禁じ手にしていました。写真を借りれば、こんな本はすぐに出来てしまうのですが、そうしたら面白くない。わざわざ探して撮りに行く。この作り手の行動力も、この本の面白さにしたいと思っていたので、写真は借りない。でもピラミッドは撮りたい。と思って探していたときに、岐阜県に「博石館」なる石のテーマパークがあることを知りました。そこには、日本最大のピラミットがあるという。これは行こう！と思って伺ったのでした。
やってきました博石館。どうですか、このピラミッド！
博石館は、恵那峡で有名な岐阜県恵那市にあります。この山々に囲まれたピラミッドがの姿がいいですよね。日本のピラミッドすごいのです！
ピラミッドの近くにこんな掲示が……。
そう、ピラミッドの地下は、こんな迷路になっているのです。僕たちも挑戦しましたが、かなり本格的でした。
石の展示だけでなく、遊ぶ工夫もいろいろあります。今回、取材でお世話になった博石館。ぜひみなさんも恵那峡に遊びに行ったときなど、寄ってみてください。
