目でみることばblog

ことば探検プロジェクト

「根回し」の撮影に協力いただいた「小林植木」さん

『目でみることば2』の取材、撮影、快調に進めています。

さて、先日「根回し」の撮影をしました。物事を円滑に進めるために事前に行なう折衝などを「根回し」と言いますが、これは植木用語なのです。それで各地の植木屋さんに取材の依頼をしていったところ、快く引き受けてくださったのが、川崎市は高津区にある小林植木さんでした。

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こんな感じで撮影をしましたが、詳細は『目でみることば2』でご覧ください。そして小林植木さんが、私たちが取材に伺ったときの模様を動画付きのレポートで紹介してくださっていますので、ここでもご紹介しておきます。

小林植木さんは、素敵なご兄弟が先頭に立って真摯に植木と向き合っておられる植木屋さん。お近くの方、植木の御用がございましたら、ぜひ小林植木さんをよろしくお願いします。

読売KODOMO新聞で紹介していただきました

今日、5月9日発売の『読売KODOMO新聞』で『目でみることば』を紹介してもらいました。

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「なるほど!調査隊」というコーナーで、センターの見開き2Pを使って10の言葉を写真とともに紹介してくれています。《編集者のおかべたかしさんは、見たことのない言葉を見たいと思い、カメラマンの山出高士さんと一緒に各地を取材して一冊の本にまとめたよ》なんて書き出しが、学年誌のテイストで可愛いのですが、このページなどいくつかは小学館が編集をされているのです。これを期に子どもたちも興味をもってくれるといいなぁ。どうもありがとうございました!

葛藤&第二弾、制作開始!

「葛藤」という言葉が、もつれた状態や、人の感情の煩悶を表すのは、葛(かずら)や藤(ふじ)のツルがもつれ絡み合う様に由来します。そこで今「これぞ葛藤!」という図を探しており、道にあるツルに過剰反応しています

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さっき見つけたのはこれ。おっ!と思って近づくも「これって蔦?」ま、まだまだよくわからないのですが、できれば単品でなく、葛と藤がダブルで絡んでいる絵があればなと探しております。というわけで、好評いただいた『目でみることば』の第二弾の制作が正式に決定!年内発売を目標に頑張りますので、また応援よろしくお願いいたします。

なぜ「スッポン」を「月」と比べるのか

とある本で「なるほど」と思う記述を見つけたので、メモがてらご紹介します。

「月とスッポン」という言葉が「比べようもないほど差のあること」という意味であることは、みなさんご存知でしょうが、ではなぜ「月」と「スッポン」を比べているのかと、問われると詰まるはずです。「月」が極上を表すのはまだしも、なぜ、下のものを「スッポン」にしたのでしょうか。 

 それは、スッポンのことを、関西で「丸」と呼ぶからなんだとか。たしかに関西では、すっぽん鍋のことを「丸鍋」と呼んだりします。つまり、月もすっぽんも同じ「マル」だから、この両者を比べているというわけ。なるほどね!

オレンジページで紹介していただきました

今日発売された『オレンジページ』(2013/5/2)で、『目でみることば』を紹介していただきました。

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「書店さんイチオシ!」というコーナーで、「ムダに本気出すいい大人!」というお褒めをいただき感激!いっぱいやる気をいただいて嬉しい限りです。紹介してくださった書店は、吉祥寺の有名な書店「BOOKSルーエ」さん。昔、出版社に勤めていたときに営業研修のお供で行ったのが初めてだったなぁ。それから近くを通るたびに覗く素敵な書店さんです。オレンジページさんとルーエさん、どうもありがとうございました!

『散歩の達人』で紹介していただきました

散歩の達人』の4月号で、『目でみることば』を紹介していただきましたー。

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書起します。

《岐阜県郡上の「分水嶺」。青山霊園にある大久保利通の墓に造形された「贔屓」。三重県にある「阿漕」。愛知県の「引っ張りだこ」…ことばを求めて東奔西走。意味は知っていても、それがどんなものか、「見る」ことでなるほどと思わせてくれることばの数々。ページをめくったが最後、見入ってしまうこと間違いなし》

お出かけマガジンの〝散達〟だけあって、お出かけスポットと絡めた小粋な紹介、ありがとうございます!今号は、大人こそ歩いて楽しい「谷根千」特集号。ぜひ、お買い求めくださいませ。

散歩の達人 2013年 04月号 [雑誌]

散歩の達人 2013年 04月号 [雑誌]

北海道新聞に取材していただきました

北海道新聞の方に取材いただいた記事が3月17日分で掲載され、掲載紙を送っていただきました。

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文章、書起してみます。

《「几帳面」「分水嶺」……。日頃何気なく使っている言葉だが、その言葉の由来となった物の姿は分からない。だったら、とことん追いかけてみようと、40の言葉を写真でとらえた。今まで聞く、話す存在だった「言葉」が「見る」ものになることで、今までにない発見と感動が生まれる。文と企画をおかべさん、写真を山出さんが担当した。制作のきっかけは、おかべさんが読んだ新聞記事で「この試合が試金石……」という表現を見て、「試金石ってどんな石?」と思ったこと。さっそく通信販売で取り寄せてみると、試金石は黒くて地味で、言葉から受ける印象とはだいぶ違うことに驚いた。以来、5年かけて言葉の元になっている物を探し、撮影を続けた。「実際に自分の目で見たい」と、借り物の写真は使わないことがこだわりだ。写真の「引っ張りだこ」は愛知県の小島を巡って発見した光景。言葉そのままの見た目に、思わず笑みが漏れる。》

ありがとうございました!

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